── そうした考え方の変化は、坂井社長の人生のターニングポイントと関係があるのでしょうか?
坂井 やはり、タヒボとの出会いですね。いまから 23年前のこと、私が 33 歳のときです。
当時 68 歳だった母の体調が悪くなり、もって2カ月半という宣告でした。でも息子として、なにかやってあげたいと思うのはだれもが同じだと思います。
そんなときにタヒボのことを知ったんですよ。それで親孝行のつもりで試してみたんです。
── それで結果は?
坂井 5カ月後にはハワイへ海外旅行に行ってましたね。思い出づくりのつもりだったのが、それからもたびたび国内旅行をするようになり、計 15 回は出かけたんじゃないでしょうか(笑)。
── それがきっかけで、きせんワールドを設立したわけですね。
坂井 そうです。でもねえ、タヒボの販売は商売というよりも、人助けしたいという気持ちからスタートしたんですよ。あれほど商売好きの私だったのにね(笑)。
── どうしたわけでしょうか?(笑)
坂井 母親を助けてくれたということもありますが、いざタヒボを取り扱うにあたり、いろんな体調の悩みを抱えている300人を対象にデータをとってみたんです。そうしたら6カ月から8カ月でびっくりするようなデータがあがってきた。
そのときどこからか、「お前がやれ」という声が聞こえてきたような気がしたんですよ。
── 天命というものでしょうか?
坂井 さあ、それはどうかわかりませんが、経営の結果とは収益もそうですが、ひとを助けることができたかどうかが、経営のあるべき姿のひとつだと思うようになりましたね。
── 健康産業に携わる坂井社長ご自身の健康法は?
坂井 健康はだれにも負けないようにしたいですね。ついこのあいだ血管年齢を測定しもらったら、 25歳の若さだといわれたんですよ(笑)。
特別な健康法を実践しているわけではないけど、おそらくお客さんと話していることがパワーの源になってるんじゃないかなあ。
というのも、 24 時間365日、お客さんとのホットラインはいつもオープンにしているんですよ。そこでいろんなひとと話すこと、「ありがとう」といっていただけること。それが私の健康法かもしれませんね。
── 最後に坂井社長の座右の銘を教えてください。
坂井 心無くして成長なし。知、情、意のバランスが人間が成長するうえでとても重要なことだと思います。
── ありがとうございました。
【聞き手:阿部和典 健康ジャーナル編集長】 |